関節が痛い時は病院に行く必要はありますか?

軽い痛みであれば見過ごしてしまいがちですが、放置することで痛みが悪化したり、他にも症状が現れたりすることがあります。そのため、できるだけ早い段階で診察を受けて、症状にあわせた治療を受けることが大切です。ここでは、関節の痛みの治療の必要性を解説するとともに、受診すべき診療科目、病院以外でケアを受けられる施設などを紹介します。

病院で関節痛を治療する必要性

放置することで症状が悪化するケースがあるだけではなく、間違ったケアによって症状が悪化する可能性もあります。自己判断で病院以外の施設で温熱療法や寒冷療法などを受けると、関節痛の種類や症状の現れ方によっては症状が悪化する恐れがあるのです。

そのため、まずは病院で関節痛を引き起こしている原因を突き止め、確定診断を受けなければなりません。特に、関節リウマチでは、病気の進行具合によって薬の効き方が異なるため注意が必要です。確定診断の前に市販薬でケアをすることのないよう注意しましょう。

病院を受診することで、その病気に適した治療を受けられるとともに、早期に治療を開始することで悪化を防げる可能性があります。特に、関節リウマチは放置すると顕著に進行するため、早期に対処することが大切なのです。

関節リウマチは、自らの免疫が自身の関節に炎症を引き起こす自己免疫疾患です。なぜ、自らの免疫が自身を攻撃してしまうのかは解明されていません。物理的なダメージを受けるため、症状が進行すると関節の変形や可動域の制限、骨の破壊などの症状が現れることもあるのです。

病院で血液検査や尿検査、胸部X線検査などを定期的に受けることで、そのときに適した薬を処方してもらえます。また、定期的な検査によって、関節以外の病気を早期発見できる可能性もあるでしょう。他にも、リハビリや手術、医師によるアドバイスを受けられることなどさまざまなメリットがあります。

病院を受診するデメリットは、治療に費用がかかることです。通院の回数によっては総費用が高くなります。また、通院することを面倒に感じることもデメリットの一つです。しかしながら、これらのデメリットと比べてメリットの方が大きいため、やはり早めに病院を受診すべきと言えるでしょう。

病院以外で受けられる治療もあるので、デメリットが大きいと感じるのであれば、そちらも検討してください。詳しくは、「関節痛の予防・治療・対策」をご参照ください。

関節痛は何科(診療科)に属しますか

受診する診療科を誤ると、最適な治療を受けられるまでにタイムラグが生じます。その診療科で受けられる検査で原因がわからない場合、他の診療科や詳しい検査ができる病院を紹介されます。こうしてたらい回しにされることで病気の発見が遅れる恐れがあるのです。

症状が進行する病気であれば、治療の開始が遅れることで、完治までに時間がかかってしまうようになるでしょう。

骨や関節、筋肉などに関する病気は、整形外科で診察を受けましょう。整形外科で診察を受けられる代表的な病気には、変形性関節症や関節リウマチ、肩関節周囲炎、腰痛症、痛風などが挙げられます。

また、半月板損傷や骨折、前十字じん帯損傷などの診療も行っています。

整形外科での治療は、主に薬物療法(関節内注射も含む)やリハビリ、装具療法などを中心としており、その病気の状態に合わせて治療を行います。状態によっては、関節鏡視下手術や骨切り術、滑膜切除術、人工関節置換術などの手術も行うことができます。

病院の他に関節痛を改善する施術所はありますか

接骨院や整体院などでも関節痛のケアを受けられます。これらの施設では、主に骨格や筋肉のバランスを整える処置を中心として行い、手術や薬物療法などは行いません。筋肉ストレッチや整体、超音波などがあり、姿勢指導や運動療法などについての指導も受けられます。

なお、接骨院や整体院で施術を行っているのは医師ではないため、医療行為と呼べる治療を行うことができません。また、接骨院の柔道整復師が応急の場合を除き、脱臼や骨折に対して持続的に処置を施すためには、医師の同意が必要と定められています。

医師の同意を得ることなく処置ができるのは、ねん挫と打撲のみです。このような理由により、自己判断で接骨院や整体院にだけ通うことで、重大な病気の見落としや病状の悪化を招く恐れがあります。なお、関節痛を訴えても、確定診断のために必要なX線検査や血液検査、尿検査などを受けることもできません。つまり、接骨院や整体院に行った場合、関節痛の原因となる病気が何か突き止められないまま帰路につくことになるのです。

関節痛は、薬で症状を抑えて症状の悪化を防ぎ、痛みが落ち着いてきたらリハビリなどで改善を促すというのが基本です。

接骨院や整体院の受診は第一選択にはならないので注意しましょう。

関節痛の症状

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